2016年1月26日火曜日

○○○よりも、家をすっきりと整える方がいい。「松竹梅」展

今日、またひとつ歳をとりました。

先日生けたコデマリ

ふと心に浮かんだのが「5歳若く見られるよりも、家をすっきりと整える方がいい」という細川亜衣さんの言葉(こちらの記事から)。うん、お化粧して出かけて素敵な場所で過ごしても帰ってくる家が散らかっていたり汚れていたりしたら人として全然素敵じゃない・・・そうだよなぁ、と。

今日は休みを取っていたので、いつもより念入りにキッチンと床の拭き掃除をしました。
同じく休みを取ってくれていた夫が「誕生日なのにそんなことするの?」と不思議そう。
いやいや自分でも不思議だけどむしろ楽しんでいたよ。うむ、我ながら別人のようです。


家がすっきりと整ったところで、いい気分で夫とお出かけ。
行き先は、表参道にある根津美術館。
少し前から、今日は日本庭園を眺めながら心静かに過ごしたいなと思っていました。

竹のアプローチ。街の喧噪から一気に別世界へ。

やっていたコレクション展は「松竹梅」展。


松竹梅というとハレの日に好んで用いられる吉祥文様というイメージでしたが、武士階級の思想に通ずるところがあり武士の日用品にも好んで用いられていたとのこと。新しい発見でした。

松竹梅文(ブリタニカ国際第百科事典から)

松と竹と梅とを取合せて表現した文様。中国,唐時代に歳寒三友として画題に取上げられ,君子や士大夫の高い節操にたとえられた。それが日本にも慶賀の画題として取入れられ,特に松の常磐,竹の節操,梅の凛烈 (りんれつ) という性格づけから,江戸時代の武士階級の思想と結びつき,器物,調度,染織品などの日常品に用いられた。
日本庭園でヤマガラなどの野鳥観察を楽しんだあとは庭園内のカフェで一休み。

抹茶セットの和菓子も梅でした〜

根津美術館、心静まる大好きな場所のひとつになりました。
今度は新緑の季節にも出かけてみたいです。

うちに帰って(やっぱり整っている家に帰ってくると気持ちがいい!)、いつものお気に入りの急須でお茶を。

本当はチューカーという沖縄の酒器ですが急須として使っています

こちらも、竹と梅の文様、沖縄の陶芸家・松田米司さんが復刻された琉球古陶器です。お手本にされたという古陶器とは全然違うけれど、米司さんのチャレンジ精神が宿っているようでもあり、可愛くて力強い佇まいに心動かされる、大好きな急須です。

竹の節操,梅の凛烈・・・武士のような生活はしていませんが、この急須に新しく価値が加わりました。すっと背筋を伸ばして暮らせるよう、この文様にあやかれるといいなと思います。

こうありたいなあと振り返ることのできた一日でした。

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